食品微生物の簡単な説明
サルモネラ属菌

自然界に広く分布し、牛・豚・鶏等、犬や猫などペットも保菌しています。
一般的に1g中に10,000個以上の菌が増殖した食品を食べると感染し、
急性胃腸炎をおこします。
幼児や高齢者は、少量の菌でも感染することがあります。
低温や乾燥に強い性質もあります。
 
感染原因は、汚染された牛・豚・鶏などの食肉、卵などが主な原因です。
最近では、鶏卵でのサルモネラ汚染率が増加しています。
卵焼きやオムレツ、手作りケーキやマヨネーズなどからでも
サルモネラ食中毒に感染する場合もあります。
ペットからの感染も要注意です。
 
感染したら、半日から2日後までに吐き気やへそ周辺の腹痛がおこります。
この後、水様の軟らかい便が出て、38℃前後まで発熱し、
下痢をくりかえします。
食肉や卵は、十分に中心まで加熱しましょう。
まな板、包丁、ふきんなどはよく洗い、熱湯や漂白剤等で殺菌します。
調理後は、早めに食べましょう。
長期間の保存は、やめましょう。
ペットに触れたあとは、良くしっかりと手を洗いましょう。